2023年10月10日、VFRとプロドローンは、共同で産業用ドローン「PD4B-M」の量産化を開始したことを発表した。

 VFRは、多くのドローン量産化プロジェクトを推進してきた実績を持つ。一方、プロドローンは、物流、測量、点検などの分野で採用されている産業用ドローンを開発・製造しており、昨年PD4B-Mを発表、実証実験を重ねてきた。

 両社は2023年10月下旬より順次PD4B-Mの量産を進め、市場への量産機体の提供を開始する。

 プロドローンの製品ページによると、PD4B-Mは耐風・防水性を備えた全天候型ドローンで、ペイロードは最大10kg。5kg搭載時の最長飛行時間は30分。運搬時はアームをボディに格納することで、75cm角に収まるコンパクトなサイズとなる。

各社コメント

VFR 代表取締役社長 蓬田和平 氏

 今回、PD4B-M機体の量産を共同で進めさせて戴くこととなり大変光栄です。VFRはドローン製造分野において、自社開発のドローンではなく国内外のドローンメーカー様の開発・製造を幅広く支援させていただいており、ドローンの量産に不可欠な知見を蓄えて参りました。PCや自動車メーカー出身の技術陣が持つ量産化技術と生産管理、部品調達分野における幅広い経験とノウハウを活かし、プロドローンの事業拡大に貢献して参ります。

プロドローン 代表取締役社長 戸谷俊介 氏

 VFRと共同で進めるPD4B-Mは、PRODRONE史上最もシンプルながら機能的な機体だと確信しています。すでにVFRは多くのドローンを量産している実績があり、信頼できるパートナーです。社会課題・地域課題の解決に貢献するため、両社で進めるPD4B-Mの機体製造にご期待ください。