2023年10月、国産ドローンメーカーのAileLinXは、24時間運用できる有線ドローン「HOVER EYE」を開発したことを発表した。災害現場での情報共有への活用を想定している。
運用現場での飛行時間や人手不足という課題に対して開発したもので、簡単な操作で長時間の飛行を実現する。最低1名での運用を可能にすることで、定点観測による俯瞰画像取得を省人化。これにより作業者が本来の活動に取り組むことができ、チーム全体の付加価値向上に貢献するとしている。
HOVER EYEのコンセプト
十分な強度を有するヒモなどで係留されたドローンの特例の対象に該当するため、有線の長さは30mとした。可搬性があり簡単に長時間の運用が行える。
必要最低限の機能を備え、誰でも操作が可能。最低運用人数は1人。上昇、下降、カメラ操作をタブレットのみで直感的に操作できる。24時間連続で稼働でき、雨天での運用も可能。本体重量は24kg、一般電源(100V・15A)に対応する。
HOVER EYEを活用することで、作業者が本来の活動に集中できるようになり、人手の問題であきらめていた定点観測が可能となる。現場での画像による情報共有および、DX化の際の記録として画像データを活用できる。
名称 | HOVER EYE |
有線長 | 30m(最大) |
BOX寸法 | W666mm × D663mm × H387mm |
機体寸法 | W809mm × D809mm × H152mm(プロペラ含む) |
重量 | 24.6kg(機体单体3kg含) |
飛行時間 | 24時間 |
供給電源 | AC100V/15Aコンセント |
防水性能 | IP43相当(予定) |
運用可能な最大風速 | 10m/秒(予定) |
上昇速度 | 1m/秒 |
力メラ | 光学ズームカメラ・熱画像カメラ(選択可能) |