2023年9月29日、リアルグローブは、救急医療・災害対応無人機等自動支援システム活用推進協議会(以下、EDAC)と共同で、大郷町が主催する「令和5年度 宮城県大郷町防災訓練」(2023年9月3日)の実施協力を行ったことを発表した。
大郷町は、町での防災訓練を関係機関と共同で実施しており、日頃から危機意識を持つことが災害発生時の的確な行動につながるため、訓練時にはできるだけ多くの町民の参加を推奨している。
防災訓練では消防団を中心とした基本的な訓練を実施したほか、「災害調査訓練ドローンを使用した災害調査演習」のパートでは、リアルグローブの遠隔情報共有システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」を活用した。同システムは、ドローンやスマートフォンから取得した位置情報付きのリアルタイム映像を対策本部に共有し、迅速な被災状況把握を支援した。
Hec-Eyeはリアルグローブが、EDAC監修のもと開発した、ドローン等からの取得情報を地図上に集約し共有するプラットフォーム。総務省の「平成27年度補正予算IoTサービス創出支援事業」の採択案件を通じて構築された、リファレンスモデル(成果物)を核としている。救急医療・災害対応分野での活動支援や業務効率化を目的として開発され、現在は鳥獣害対策や観光分野等も含めたより広い分野で活用されている。