2023年8月4日、ACSLは、台湾に拠点を置く台灣翔棋科技股份有限公司(Xiangqi Technology Inc.、以下XQTI)、台灣先創國際股份有限公司(SENTRA INT. Co., Ltd.、以下SENTRA)および台灣敦陽科技股份有限公司(Stark Technology Inc.、以下STI)との間で、台湾市場におけるACSL製品の販売に関する戦略的販売代理店パートナーシップに関する覚書(MOU)を締結した。

 ACSLは今後、台湾市場において、2025年末までに10億円の同社製品の販売を目指すとしている。

 世界のドローン市場では、地政学的リスクの高まりや不安定な世界情勢などから、経済安全保障やセキュリティ対応への関心が高まっている。同社は、セキュリティが担保された国産ドローンや、産業用ドローンのハードとソフトの技術を併せ持つとともに、用途特化型ドローンを展開している。企業向け対応および用途特化型をキーワードとしたポジショニング形成が可能であり、海外におけるセキュアなドローンへの需要にも適応することができる可能性が高く、海外での需要の拡大を見込んでいるという。

 SENTRAは台湾においてドローンおよびその関連機器を販売するとともに、航空写真やUAVのライセンス取得のトレーニングなどのソリューションを提供する大手ディストリビューターである。STIはTWSE(台湾証券取引所)に上場する台湾最大手のシステムインテグレータであり、幅広い業界においてICTソリューションを提供している。

 今回のMOUでは、台湾でのACSL社製品の販売促進および販売活動を行うSENTRAおよびSTIを二次代理店とし、台湾においてこれらを統括するXQTIを一次代理店とする。

台湾においてACSLドローンのデモンストレーションを実施
ドローンの操縦体験の様子