2023年8月3日、タルガアソシエイツは、電源なしで繰り返し発光する屋外対応の⾼輝度・⾼耐久型蓄光コーティング「TARGA Lumina PLUS(タルガルミナプラス)」を同⽉開発したことを発表した。
屋外・アウトドアなど過酷な環境で使⽤可能な耐候性・耐摩耗性・耐薬性にすぐれた⾼輝度蓄光コーティングで、太陽光に45分当てると、8~12時間発光する。半永久的に何度でも繰り返し使用可能。1時間後の輝度は380mcd/m²以上という⾼輝度を実現した。⾼輝度蓄光式誘導標識として、誘導灯の代替品として認められているスペックを有している。
素材に合わせたプライマー(下地材)を同時に開発し、コンクリートや⾦属、樹脂、⽊製品、モルタルなど⼀般的な蓄光塗料では塗装が困難なさまざまな素材に対応する。⾼輝度蓄光材に、防⾷性・耐候性・耐摩耗性・耐薬性にすぐれたコーティングを配合することで、素材⾃体の劣化も防ぐという。
同社は、世界的な環境負荷軽減に伴う消費電⼒削減・CO2削減の重要性の⾼まりを背景に、電⼒を使わない環境配慮型サインとして蓄光コーティングの開発を開始。従来の蓄光塗料では輝度が⾜りず、屋外での耐久性にも課題があったが、特殊コーティングと⾼輝度蓄光塗料の独⾃配合により、屋外利⽤可能な蓄光コーティングの実⽤化に成功した。
今後、⾼輝度蓄光式誘導標識として、夜間・停電時の屋外⽤避難・誘導サイン、階段・アウトドアロープへの使⽤による転倒防⽌といった安全・災害対策商品への活⽤、ヘリやドローンなど上空に向けた屋外広告など、安全性と耐久性が求められる屋外設備・商品への活⽤を⽬指すとしている。
