2023年6月14日、海と日本プロジェクトinとっとりは、鳥取県湯梨浜町、鳥取県中部清掃事業協同組合と共催で「海洋ごみ回収困難地でのドローン活用」の実証実験を、ボランティア清掃に合わせて実施したことを発表した。

 同プロジェクトは日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として、6月6日、鳥取県中部の湯梨浜町宇谷海岸で行った。

 多くの海洋ごみが打ち上げられた海岸の清掃活動を行った後、専用ドローンによる海洋ごみの輸送実験を実施。海洋ごみが入ったフレコンバッグをドローンで1つずつ吊り上げ、約200mを輸送した。

 同プロジェクトは、崖下などに打ち寄せられた海洋ごみを効率よく運ぶことを目指して始まったもので、特許を出願中の専用ドローンは、海岸部を清掃する清掃事業者の北溟産業と、ドローン会社のskyerが共同で開発した。現段階では約15kgまで輸送可能。