2023年6月13日、エムプラスプラスとドックスは、LEDビジョンを活用したドローンによる映像表現「LED VISION DRONE」を公開した。

 エムプラスプラスが2018年に発表した「FlyingVision」は、ドローン機体の外周にLEDを装着して映像を出力していたが、機体以上の大きさのLEDを装着することはできなかった。第2弾となる今回のLED VISION DRONEは、積載可能な重量の範囲で、機体下部にLEDを装着した布製のディスプレイを吊り下げ、よりダイナミックな映像表現を可能にした。

LED VISION DRONE

 LED布ディスプレイのサイズは縦6.8m、横2.6m、フルカラーLED1万7,280個を搭載。取り付けたLEDの仕様をはじめ、無線LED制御デバイス、バッテリーなど全てを自社で設計・製作している。また、今回製作した布ディスプレイより大きいものや、より細かいLEDピッチでの製作も可能だという。ディスプレイを人型や商品のシルエットにかたどる形状のカスタマイズにも対応する。

 ドローンは、サイズがモーター対角2m、機体重量50kg、耐荷重約100kg、フライト時間約10分、最高速度65km/hの大型機体で、ドックスがオリジナルで製作した。