2023年5月31日、ホテル日航つくばは、楽天グループ(以下、楽天)が提供している定常的な配送サービス「ロボットデリバリーサービス」において、2023年6月1日より商品配送を開始することを発表した。
同ホテルのレストラン「セリーナ」、中国料理「桃李」、日本料理「つくば山水亭 別亭」(テナント施設)の3店舗が参画し、ホテル外だけでなく宿泊時にも同サービスが利用できるほか、ホテル敷地内2カ所にロボットの発着所を設置する。
ロボットデリバリーサービスサービスでは、つくば市内の指定の店舗で取り扱う商品を、自動配送ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)の公道走行により、つくば駅周辺のマンション・戸建て住宅やオフィスおよび公園・広場に配送する。住民以外も利用可能で、スマートフォン向けの専用サイトで注文を受けつける。
商品は注文後、20〜75分程度で指定場所まで配送。配送時間はオンデマンド、または配送時間帯を指定する。各店1日最大11便、夜間や雨天時も含め基本的に毎日実施する。注文者は商品の配送中、専用サイトで自動配送ロボットの位置情報や到着予定時刻を確認できる。到着時には自動音声電話やSMSで通知を行う。
自動配送ロボットの機体は、アメリカのCartken Inc.が開発し、三菱電機が同サービスに向け調整したものを使用する。なお走行中は、1台につき1名の近接監視・操作者が機体を監視し、必要に応じて操作を行う。
同サービスは楽天が提供し、つくばまちなかデザインも一部運営に協力している。配送対象地域や対象小売店・飲食店は、今後も順次拡大予定だという。