2023年5月1日、プロドローンは、愛知県が進める「革新事業創造提案プラットフォーム(A-idea)」に、「あいちモビリティイノベーションプロジェクト 空と道がつながる愛知モデル2030」が採択されたことを発表した。

 同プロジェクトでは、空と道がシームレスにつながり、ひとつの交通環境としてドローンや空飛ぶクルマ、自動運転車両が同時かつ安全に制御された、災害にも強いモビリティ社会の2030年の実現を目指す。

 同社は2025年までに、50kg積載・50km飛行可能なカーゴドローン「空飛ぶ軽トラ」の開発を官民連携で進め、平時には中山間部や離島における医薬品配送等、災害時は孤立集落等に救援物資を輸送することで減災に貢献するとしている。

 愛知県、ジェイテクト、名古屋鉄道とプロドローンがコアメンバーとなり、5月25日にプロジェクトチームを立ち上げる。

 愛知県は民間提案を起点として、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」を2022年12月に策定。この戦略に基づき同県は、官民連携でのイノベーション創出提案を受け付ける「革新事業創造提案プラットフォーム(A-idea)」の運用を開始した。有識者で構成する「革新事業創造戦略会議」において受け付けた提案を審査し、優れた提案を革新事業として選定している。