2023年4月14日、クオリティソフトは、ドローンを飛行させてプログラミング言語を学ぶICT教材「ドローンプログラミング言語学習キット」シリーズの出荷数が900セットに達したことを発表した。

ドローンプログラミング言語学習キット

 教育現場におけるプログラミング学習は、プログラミングのスキルを身に着けるだけでなく「論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成」も目的とされ、文部科学省は2020年度から小学校、2021年度から中学校、そして2022年度からは高等学校において「プログラミング教育」を必修化した。

 同社はドローンプログラミング言語学習キットを2019年5月に販売開始。以降、プログラミング教育を支援するICT教材として教育現場に採用されてきた。最近では企業の社員向け研修でも利用されているという。

 技術革新による急速なビジネス環境の変化に対応できるDX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成が求められる中、プログラミングの基礎を学ぶだけでなく、社員が自らアイデアを出しプログラミングによりそれを具現化するというスキルを養う教材としての活用も見込まれる。

「ドローンプログラミング言語学習キット」について

 「自由に空間を移動できるドローン」と「プログラミング学習」を掛け合わせることで、プログラミングの基礎を学ぶだけでなく、自身が実現したいドローンの飛行をプログラムにより自由に制作できるICT教材。ドローンとドローン飛行のサンプルプログラム、テキスト等で構成されている。学習するプログラミング言語は「Scratch」「Python」に対応し、現在「Scratch編」「Python入門編」「Python応用編」を提供している。

Scratch編による授業風景