2023年4月6日、豊田市消防本部に「PD4-XA1(消防Edition)」を納入しているプロドローンは、同消防本部が2023年3月23日、豊田市内において同機を活用した建物火災訓練を実施したことを発表した。

「PD4-XA1(消防Edition)」

 今回の訓練では中高層建物での火災発生時を想定し、ドローンの新機能を活用して逃げ遅れた要救助者の避難誘導、および捜索・救助を実施した。火災発生の通報を受けて駆け付けた消防隊員がドローンを飛行させて要救助者の有無を確認し、新機能となるスピーカーで話しかけ、救助まで誘導した。

 豊田市消防本部は以前からプロドローンの機体を活用しており、今回新たにPD4-XA1(消防Edition)を導入。映像伝送や赤外線カメラといった従来の機能のほか、新しくスピーカーや画像解析の機能が加わり、音声による避難誘導や災害発生前後の画像比較による被害状況(土砂で埋もれてしまった家屋など)の把握が可能となった。今後も災害救助活動などに積極的に活用するとしている。

要救助者の有無を「PD4-XA1(消防Edition)」によって確認する様子
フライト前確認を行う豊田市消防隊員