2023年4月6日、北海道庁は、2022年度より取り組んできた「積雪寒冷条件下におけるドローン活用実証事業」の成果を取りまとめ、「冬季ドローン飛行ガイドライン」として公開した。

 道は、積雪寒冷条件下において災害対応、物流、インフラ点検、観光といった実際のユースケースを想定して実証を行い、適切な対応をとることでマイナスの環境下でもドローン飛行が可能であることを確認しており、ガイドラインではこうした実証の結果をまとめているほか、冬季飛行の際に求められる注意事項等を整理している。

 こうした成果を国やメーカー等に共有し、寒冷地対応の機体開発を促すほか、2023年度もドローンの利活用拡大に向けた取り組みを継続し、通年での安定的なドローン利活用と効率化・省人化を目指すとしている。

 ガイドラインは北海道庁のホームページ(下記リンク先)で公開されている。

▼積雪寒冷条件下におけるドローン活用実証事業について(北海道庁)
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/dtf/drone/winter_demo.html

冬季ドローン飛行ガイドライン
はじめに
第1章 ドローン飛行に際して遵守すべき法令等の飛行ルール及び必要な申請手続き
第2章 飛行に際しての保険等手続き、制度上の制限事項
第3章 冬季環境テスト、各ユースケース実証、バッテリーテストの内容・結果
第4章 冬季におけるドローン運航のポイント・注意点
第5章 事業者等へのアンケート調査によるヒヤリハット事例
おわりに
資料編