2023年4月3日、トルビズオンは、スカイセッター、地域再生・防災ドローン利活用推進協会(以下、RUSEA)とともに、長岡京市の協力の元、2023年3月28日にドローンを用いた物資配送の実証実験を実施したことを発表した。

ドローン配送の様子(到着地点)

 実証実験は、京都府長岡京市の西代里山公園から柳谷観音楊谷寺までを飛行ルートとして実施した。配送したのは災害時用食料品で、搬送重量は960g、搬送距離は約2.2km。使用機体はDJI製「M300」。参加団体はスカイセッター、RUSEA、柳谷観音楊谷寺、長岡京市、トルビズオンの5者となる。

飛行ルート:西代里山公園(右上)から柳谷観音楊谷寺(中央下)
配送準備を行う様子
災害備蓄用パン(長岡京市の提供)

 RUSEAは長岡京市と「災害時等における無人航空機の運用に関する協定」を結び、ドローンを活用した災害対応能力を向上させることを目指しており、今回は地域住民や関係者への説明会を開催することで地域理解を高めながらドローン配送事業を実施した。

 今後はドローン技術を活用した地域活性化や観光事業にも取り組み、広域での災害対応の強化を目指すとともに、成功した事業モデルは他の自治体にも展開し、持続可能な社会の実現に貢献することをビジョンとして社会実装を行うとしている。