2023年3月13日、NTT e-Drone Technologyは、自社で設計・開発・製造している農業用ドローン「AC101」の販売価格を値下げし、機体本体価格を144万円(税抜)にすると発表した。新たな販売価格による注文の受け付けは、3月14日より開始する。

 AC101が順調に普及して一定の数量を製造できており、為替動向や原材料調達が不安定な状況においても部品価格の値上げ幅を想定よりも抑制できていることに加え、業務プロセスの効率化が進みトータルではコスト削減を実現していることから、同社はさらなる普及拡大に向けて販売価格を値下げする。

 また、販売価格表示はこれまで「基本セット」としていたが、「機体本体価格」をベースとした表示へと見直した。申し込み(購入相談)は、AC101販売代理店や同社ホームページで受け付けている。

販売価格(税抜)
※これまでの購入パターンのなかで最も多い「機体本体にバッテリー3本」の場合。

 AC101等の農業ドローン導入費用の半額を補助する農林水産省事業の公募(※1)が2023年4月28日まで実施されており、同社では申請のサポートも行うとしている(補助率・補助上限は条件により異なる)。

※1 令和4年度農業支援サービス事業インキュベーション緊急対策のうちスマート農業機械等導入支援の公募について(第2次公募)https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousan/230228_376-1.html