2023年3月9日、レッドクリフは、DRONE FUNDおよびDGインキュベーションが運営するEarthshotファンド、他一社を引受先とした第三者割当増資を実施したことを発表した。

 レッドクリフは次世代エンターテイメントであるドローンショーやドローンアートを通じて、エンターテイメントを新たな時代へ移行させることを目標にしている。将来的には、ドローンショーだけではなく、現在も実施している花火とのコラボレーションやプロジェクションマッピング、レーザー等の光による演出、音楽などとの総合演出を目指している。

 増資に伴い、ドローンの性能とソフトウェアの強化を実施。機体数を増やしても現行機体と比べて長時間安定飛行し、より遠くまで明るく見える大光量LED、ドット抜け補正などが行えるものを採用した。また、業務の効率化を目指し、ドローンショーにおける3D・2Dアニメーションデザインの内製化、フライトオペレーションや機体メンテナンス・修理を自社で行い、社内運営体制へ移行。さらに海外を視野に、グローバル人材を採用して世界マーケットへの展開を狙う。

 2023年は、新規ドローンショーの実施規模を拡大し、ドローンショー用新機種「EMO」を1000機以上で、全国の花火大会やお祭りでドローンショー・ドローンアートを実施していくとしている。

引受先投資家 (順不同、敬称略)
DRONE FUND 3号投資事業有限責任組合(運営者:DRONE FUND)
Open Network Lab・ESG 1号投資事業有限責任組合(通称:Earthshotファンド、運営者:DGインキュベーション)
他一社

各社コメント

レッドクリフ 代表取締役 佐々木孔明氏

 今回、レッドクリフは日本最大級のドローンショー運営会社として規模を拡大し、世界トップレベルのドローンショーを提供する為に資金調達を実施しました。

 弊社は日本最大のドローン運用数によりスピード感をもって市場シェアを獲得してまいりました。今後、更なる期待数の増加によって、大規模で多彩な夜空のアニメーションを表現し、日本のドローンショー市場を活性化させていきたいと考えています。

 DRONE FUNDと共にドローンショーという次世代エンターテイメントを通じて、「ドローン・エアモビリティ前提社会」の実現を推進していきます。

 また、Open Network Labをはじめとするデジタルガレージグループのコミュニティを活かして様々なエキスパートの支援を受けてレッドクリフの事業拡大、企業価値向上などを推進していきます。

DRONE FUNDプリンシパル 蓬田和平氏

 今回、日本最大級のドローンショーを手掛ける佐々木さん率いるレッドクリフに出資を実行いたしました。

 現在では世界各地でドローンショーが開催され、新しいエンタテインメントとして人気を博しています。レッドクリフは高い人気を誇るゲームコンテンツのドローンショーや、国内レジャー施設でのショー開催など、日本各地で事業を展開しています。将来的には、日本のあらゆるコンテンツをドローンショーという形でグローバルに展開する可能性を秘めていると考えています。ドローンが身近に感じられ社会受容されていくには、ドローンショーが一つの有力な方法であり、レッドクリフがそれを広げていくと確信しております。

 DRONE FUNDでは、今回のレッドクリフへの投資により、ドローンの社会受容性の向上を進め、ドローン・エアモビリティ前提社会の実現を推進していきます。

DGインキュベーション Managing Director 松田信之氏

 ドローンビジネスに長く携わり、日本で最大級のドローンショーを提供しているレッドクリフをシードアクセラレータープログラム「Open Network Lab」に採択し、今回、Earthshotファンドより出資いたしました。同社は、すでに日本全国で素晴らしいドローンショーを展開しており、各地の皆様に感動をお届けしていますが、より本格的な事業展開に向けてアクセラレータープログラム「Open Network Lab」の卒業後もご支援を続けています。レッドクリフが切り開く素敵なドローンショーや核心的なドローンビジネスにご期待ください。