2023年3月6日、ファーロスターは、ミサワホームの協力を受け、埼玉県寄居町にFaroStarLABO(600平米)を構築し、2024年宅配クライシスの課題解決を目的とした広域実証試験に向けて連携を開始することを発表した。

 FaroStarLABOは、ドローンポート付き住宅を想定した施設で、ミサワホームの設計施工により2023年5月に着工し、10月中旬頃の完成を予定している。この施設において両社は、2024年宅配クライシスにおける受け取り手の課題に着目し、近隣の高速道路パーキングエリア周辺および物流施設からこの施設までの “空からの配送” を2024年度中に実現し、社会課題解決に向けて協力するとしている。

住宅用ドローンポートのイメージ(実際のバルコニーには手すりが設置される)

 ファーロスターは、次世代モビリティが “ぶつかれない世界” を実現する衝突回避自動管制技術を活用した安全な運航インフラの開発に取り組んできた。
 ミサワホームは、住宅建築において数多くの実績を持ち、住宅とロボティクス技術の融合に向けた研究開発に注力してきた。
 両社は、今回の協力により各社の持つ技術や知見を活かし、ドローンポート付き住宅の普及、および配送におけるの自動化・効率化を目指すとしている。

室内から見た住宅用ドローンポートのイメージ