2023年2月27日、AirXは、日本笑顔プロジェクトと共同で、災害支援を専門とする国土交通省認定ドローンスクールを開講することを発表した。
大規模な災害が発生した際に、被災地においてドローンを使用した上空視察、人員捜査、物資輸送、土砂漂流物体積測量等を迅速に行うオペレーターを育成する。
両者は2019年3月に災害協定を締結。同年10月、日本笑顔プロジェクト本部がある長野県小布施町やその近隣市町における千曲川決壊による水害の際は、提携する食品会社からヘリコプターで非常食を空輸。2020年7月の熱海市の土石流災害時には、日本笑顔プロジェクト本部人員の移動手段、土石流現場の上空偵察など、空における運用実績をあげてきた。
今後両者は、全国各地でドローンオペレーターの育成を行い、有事の際に迅速に空からの視察や状況把握ができる体制を構築するとしている。
各拠点で常時動かせる機体を配備するとともに、有事を想定した技量や航空知識を有する人材を平時より育成することで、空からの災害支援を迅速に行える体制を構築し、上空視察、物資輸送、人員捜索、空飛ぶクルマでのレスキューロボットの運搬等を行える体制の構築を目指す。
小布施町のライフアミューズメントパーク「nuovo(ノーボ)」において正式オープンを予定しており、詳細は3月初旬に発表するとしている。