2023年2月13日、SkyLink Japan(WorldLink & Company)は、同社とオーストラリアのKlau Geomatics社が協同開発したUAV後処理ソフト「KLAU PPK-J Desktop for DJI RTK(精度ばちばち君)」に、DJI製Mavic 3 Enterpriseシリーズの「Mavic 3E」が対応したことを発表した。

 同ソフトウェアは、RTK情報の受信ができない現場においても高精度な測量成果を得ることができ、写真測量業務の作業工程を大幅に削減する。

 Mavic 3Eは、2022年秋に発売を開始した業務用小型ドローンで、メカニカルシャッターや56倍ズーム対応カメラなど、産業用途での多様な活用が可能。Phantom 4 RTKの後継種としてマッピングなどに対応している。

 Mavic 3Eから生成されたPPKファイルを同ソフトウェアで処理した精度を検証した結果、XY座標誤差が±3cm、Z座標誤差が±2.5cm以内を実現した(レンズキャリブレーション実施済み、別途RTKモジュールの購入が必要)。

<KLAU PPK M3Eの検証結果>

 同ソフトウェアは、GNSS配信業者との個別契約が不要で、後処理補正ソフト「KLAU PPK」内で補正情報を⾃動ダウンロード、測量や3Dモデル作成時の位置補正作業を⼤幅に削減するといった特徴を持つ。