2022年7月14日、SkyLink Japan(WorldLink & Company)は、電気事業者の送電線保全に関する取り組みを⽀援する「送電線・保全業務支援ソリューション」の提供を開始することを発表した。

 鉄塔および送電線と樹⽊との離隔状況を把握することを⽬的に、ドローンにレーザースキャナ(LiDAR)とRGBカメラを搭載し計測する。有人航空機を使ったデータ取得⼿法と比べて、特定箇所のより⾼精細な3Dデータを簡便に取得することが可能となる。
 併せて、取得したデータは同社の地理空間情報プラットフォーム「4DLink」を介して3Dデータのオンライン納品を行い、現況や伐採前後の変化を関係者と情報共有すると共に、既に利用されている設備資産管理システムと連携することでメンテンナス分野のDXを実現するとしている。

 このソリューションは、ドローン計測による3D計測とデータ化、地理空間情報プラットフォームにより自社システムを3D化するデジタルツインの実現推進の2つから構成されている。

 ドローン計測(3D計測・データ化・オンライン納品)の場合、1区間(400~600mを想定)のお試しパッケージの価格は50万円~となる。納品物は、RGB三次元点群、写真データ、オプションとして地形データ(グランドデータ)とデジタル写真地図(オルソモザイク)を用意している。