2023年2月10日、GMOインターネットグループは、グループ代表の熊谷正寿氏が、アメリカのLIFT Aircraft INC.(以下、LIFT Aircraft社)による空飛ぶクルマの操縦訓練を受け、2023年1月23日に「初級・操縦士証(BEGINNER PILOT CERTIFICATE)」を取得したことを発表した。

 熊谷氏は2023年1月、アメリカ・テキサス州でLIFT Aircraft社製の電動垂直離着陸機(eVTOL)「HEXA」の操縦訓練を行い、初級・操縦士証の交付を受けたことで、米国航空法上における空飛ぶクルマのパイロットとなった。なお同氏はヘリコプターと飛行機の操縦免許も有している。

 同グループは、経済産業省・国土交通省主催の「空の移動革命に向けた官民協議会」への参画や、空飛ぶクルマの通信セキュリティ技術、ドローンやeVTOLに対する脆弱性診断の提供など、グループをあげて安心安全な空の移動革命に向けた取り組みを進めている。

 グループ代表自らが空飛ぶクルマのパイロットになり知見を蓄積することで、さらなるセキュリティ対策技術の開発に取り組み、次世代モビリティ産業の成長に貢献するとしている。

 同グループでは、空の移動革命の実現に向けて各種セキュリティ技術の開発・提供を行ってきた。大阪・関西万博でのeVTOLの実用化に向けて協議会内で発足した「大阪・関西万博×空飛ぶクルマ実装タスクフォース」にも参画し、産官学構成員とともにeVTOL活用のコンセプトや運用計画策定等の具現化を図るための検討を進めている。

 また、GMOグローバルサイン・ホールディングスおよび同社の連結企業群であるGMOグローバルサインを中心として、ドローンや空飛ぶクルマの通信の暗号化をはじめとする通信セキュリティ技術や電子認証技術を提供している。

 ホワイトハッカーを組織するサイバーセキュリティのプロフェッショナルカンパニーである、GMOサイバーセキュリティ byイエラエでは、「GMOサイバーセキュリティ for Drone/eVTOL」を提供し、セキュリティの専門家がデバイス、通信、クラウドの脆弱性診断を行っている。