TEADは、Liberawareが開発した狭小空間用ドローン「IBIS」による点検サービスの提供を2023年1月より開始した。

 IBISは人の立ち入りが困難な煙突や配管内部、天井裏、エレベーター内、暗渠、洞道などを飛行して内部を撮影することで、人力では危険であったり、費用や時間のかかる狭小空間の点検作業を効率化する。

 従来の煙突内部やボイラー内部の点検業務は足場が必要な場合が多いが、ドローンを活用することで足場設置が不要になり、点検時間を大幅に短縮する。人体に有害な物質がある環境下も点検することができ、人身事故のリスク回避にもつながる。

 IBISは国産のドローンで、サイバーセキュリティリスクへ対応。機体サイズは20cmと小さく、直径50cmの空間でも飛行が可能だ。足場の設置・撤去が不要となり点検時間を大幅に短縮するほか、ほこりや塵、アスベストが疑われる場所や、人が入れない温度でも点検が行える(動作可能温度:-5℃~60℃)。動画データを点群化・オルソ化することで点検データ管理をDX化。飛行経験豊富なオペレーターにより確実な作業を提供するとしている。