近畿大学経営学部の古殿幸雄ゼミとHakobotは、2022年12月21日に近畿大学東大阪キャンパスにおいて、Hakobotが開発している自動運転配送ロボットの常時運行に向けた実証実験を行うことを、2022年12月15日発表した。古殿ゼミが運営している完全受注の昼食配送サービス「クルメシ。」で、商品の配送に自動運転配送ロボットを使用する。

昼食配送サービス「クルメシ。」配送の様子(左)、Hakobotの自動運転配送ロボット(右)。

 古殿ゼミでは、昼休憩時における食堂の混雑を回避し、フードロス問題を解消する昼食配送サービス「クルメシ。」を考案し、2022年9月から東大阪キャンパスで実証実験を実施している。このサービスでは、学生食堂や近大通り商店街の店舗が販売する弁当を、事前にスマートフォンやPCから注文することで混雑する店頭ではなく、学内の所定位置で受け取ることができる。しかし実証実験を行うなかで、店舗から学内に配送するための人員確保が難しく、配送の自動化を模索していたという。

 自動運転配送ロボットの導入によって、昼食配送サービスの業務効率化をはかるだけでなく、キャンパス内で学生が最新システムを体感する機会の創出を目指す。また、自動運転配送ロボットの活用方法について、学生がZ世代ならではのアイデアを企業に提案し、社会実装を目指すとしている。

【開催概要】
日時 :2022年12月21日(水)11:00~16:00
場所 :近畿大学東大阪キャンパス アカデミックシアター前
プログラム
11:00~12:00 キャンパス内デモ走行
12:00~12:45 自動配送デモ(学生食堂~アカデミックシアター前)
12:45~13:30 休憩
13:30~14:30 自動運転配送ロボットについての技術説明
14:30~16:00 学生によるアイデア提案
参加者 :学生・教職員30人