2022年12月16日、イームズロボティクスは、合計約2億円の第三者割当増資による資金調達を2022年11月に実施したことを発表した。引受先は、ロボットものづくりスタートアップ支援投資事業有限責任組合(ロボットものづくりファンド)と新日本空調。

 2022年12月5日の航空法改正によって、ドローンの有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4)が解禁となり、機体認証、操縦ライセンス制度が開始された。この法改正により多様な産業分野における、ドローンの幅広い用途への利活用が期待されている。

 機体認証制度とは、無人航空機の安全基準への適合性(設計、製造過程、現状)について検査するもので、型式認証を受けた機体は、機体ごとに行う機体認証の検査の全部または一部を省略することができる。

 国産ドローンの開発およびメーカーであるイームズロボティクスは、物流分野でレベル4を可能とする新型機体を開発している。レベル4に対応する型式認証第一種は、安全で安心な機体でなければ取得できないことから、同社の落ちにくい・安全に落ちるドローン技術とAI機能により、安全運航を担保する先端技術の開発に取り組んでいる。

 同社は今回の資金調達により、いっそう安全で安心な機体開発を加速していくとしている。