2022年6月17日、イームズロボティクスは、産業用ドローン向けのLTE通信モジュールを開発したことを発表した。携帯キャリアのSIMを搭載することで、上空でのLTE通信が可能。3キャリアに対応しており、映像伝送やテレメトリー情報などを地上局通信し、ドローン本体を制御する。ドローンメーカー向けに今月の販売を予定。なお販売価格は搭載するSIMにより異なる場合がある。

LTE通信モジュール

 同モジュールにより、LTEを利用してドローンのテレメトリー情報の送受信、映像伝送が可能となる。LTE通信圏内であればテレメトリーを取得することができ、インターネット環境を利用して遠隔地よりドローンからの映像をリアルタイムで確認できる。これにより、上空からの監視や点検などにおいて、従来より少ないコストで通信制御が行える。

 2つのカメラを備え、前方向と下方向といった映像を同時撮影して伝送可能。静止画最大解像度は3,280×2,464、動画最大解像度は1,920×1,080。
 SIMはdocomoを標準搭載しているが、Softbank、auにも対応する(費用が変動するため応相談)。

LTEモジュール 各種説明
「LTEモジュール」主な仕様
外形寸法W125mm×H40mm×D85mm
重量200g未満
プロセッサBCM2837B0
メモリ1GB LPDDR2
ストレージ8GB eMMC Flash
内蔵LTEモジュールQuectel EC25-J
工事設計認証番号018-190011
動作確認済みSIMLTE上空利用プラン(docomo)※Softbank、auも搭載可能(応相談)
対応フライトコントローラーPixhawk 2(ArduPilot)
カメラ機能Motion JPEG(1FPS)