2022年12月9日、ACSLは、同社が提供する小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」において、機体と操作機器間を閉域網で接続する対応を開始することを発表した。同日より申し込み受け付けを開始し、2023年1月中旬より提供を始める。

 閉域網で接続することにより、機体と操作機器間の通信傍受や乗っ取りなどのセキュリティリスクに対して、より安全にSOTENを利活用できるようになる。なお、LTE対応モデルが対象となる。

 閉域網での接続については、2022年12月9日にNTTコミュニケーションズが発表した「閉域網プラン」に申し込むことで利用可能となる。同プランは、フライト計画の作成や機体に関する情報管理などドローン運用に役立つ機能を提供するクラウドサービス「セキュアフライトマネジメントクラウド」のオプションプランの1つとして提供されるもの。閉域網で通信することにより、オープンなインターネットとは異なり特定の利用者のみアクセスが可能となるため、セキュリティリスクを最小限に抑え、安全なフライトが可能となる。

 SOTENは、高いセキュリティを備えるドローンへの需要が高まる中で開発された、セキュアな国産小型空撮ドローンである。データの漏洩や抜き取りの防止、機体の乗っ取りへの耐性を実現し、通信・撮影データは暗号化されるため、セキュリティ面で安心して活用できる機体となっている。

小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」