2022年11月11日、ACSLは、インド企業より約1.4億円(8,000万ルピー)の大型案件を受注したことを発表した。受注を受けたドローンは、現地合弁会社であるACSL India Private Limited(以下、ACSL India)に生産を委託する。

 インドのドローン市場は、2021年時点で推計8.9億ドル(1ドル139円の場合、約1,237億円)の規模がある一方、2022年2月よりMade-in-Indiaを推進するために外国製ドローンの完成品が輸入禁止になり(Drone Shakti Scheme)、インド国内でドローンを販売するためには、インド生産かつ、型式認証を取得することが必要となった。これにより中国メーカーが約6割のシェアを占めてきた市場は、大きな変動期を迎えていると言える。

 ACSLは2021年9月に現地合弁会社のACSL Indiaを設立しており、Made-In-Indiaに適合する活動および現地サービスパートナーとの販促活動が今回の案件受注につながったという。受注を受けたドローンはACSL Indiaで生産を実施し、Made-In-Indiaに適合するプラットフォーム機体として2023年に納品を予定している。

インドにおけるドローン市場(2021年)
インドにおけるドローン飛行の様子