2022年12月1日、Braveridgeは、ドローンやラジコンなど無人航空機への搭載が義務化されたリモートIDの後付型として最小・最軽量(2022年11月時点、同社調べ)となる「リモートID mini」の製品化を発表した。2023年3月に販売を開始する予定で、販売価格はオープン。

 同社では2022年8月に「リモートID BVRPA/BVRPN」を発売して以来、より小さく軽量な製品の要望を多く受けたことから、リモートID miniの製品化に至ったという。面積は従来品比で1/4以下、外寸19×19mm、厚み5.0mm、重量は1.6g(アンテナ、電源線重量除く)を実現し、より小型でスペースが限られた機体への搭載が可能になった。

 リモートID miniは、アンテナを基板に内蔵せず外付けとすることで設置位置の自由度が増し、外付けアンテナによる受信感度の向上によって起動時のGPS測位時間を短縮。標準の付属品以外のアンテナにも対応する。

 機体のバッテリー消費を極力抑えるため従来品よりも低消費電力化。リモートID miniに電源を供給するために必要な電源線も標準で付属しており、すぐに使い始めることができる。

主な仕様
外形寸法19×19mm
厚み5mm
本体重量1.6g(アンテナ、電源線を除く)
表示フルカラーLED×1
電源3~9V、1系統
付属品外付けアンテナ、電源線

※国土交通省仕様準拠。製品仕様は変更となる場合がある。

 ドローンなどの無人航空機の利用が急速に拡大するなか、航空法改正により、2022年6月20日から100g以上の無人航空機(ドローン、ラジコン機など)にはリモートID機器の搭載が義務付けられた。リモートIDは自動車のナンバープレートに該当するもので、リモートID機器から電波で機体の識別信号を発信することによって飛行中の機体の登録を判別可能にする。