プロドローンの無人ヘリコプター型「PDH-GS120-21-A」が、JUAVの安全基準認定を取得

　2022年11月30日、プロドローンは、同社の無人ヘリコプター型ドローン「PDH-GS120-21-A」が、日本産業用無人航空機工業会（以下、JUAV）の安全基準認定を取得したことを発表した。

　JUAVは、日本で運用される産業用無人航空機（以下、UAV）の安全運航を促進し、UAV市場の健全的育成と発展に寄与することを目的として、2004年に日本産業用無人航空機協会として発足。2017年、小型マルチローター機も含む無人航空機のメーカーを中心に一般社団法人となった。
　UAVの利用分野の拡大に伴い、安全性確保について社会からの要請がより高まりつつあることから、JUAVは、業界として日本のUAVの統一的な安全基準づくりを目指している。

　今回安全基準認定を取得したPDH-GS120-21-Aは、2枚翼のメインローターおよびテールローターを備えたシングルローター型の産業回転翼無人航空機で、洋上監視や離島間の医薬品物流など、幅広い分野で活用されることを目指し開発された。

　ハイパワーな120cc空冷2ストローク水平方向2気筒エンジンを採用し、6.5Lの燃料タンクを搭載することで最大ホバリングは2時間を超える長時間フライトが可能。フライトコントローラー「PD-FC1」および各種航法装置・センサーにより、訓練を受けた操縦者であれば機体を円滑に安定して操縦することができる。

　高強度アルミ合金や炭素繊維複合材を採用することで、軽量・コンパクト、かつ耐久性も備えている。大人2人で容易に持ち運びができ、メインローターを取り外した状態で普通ワゴン車の荷室に2台搭載可能な機体サイズと重量になっている。

＜今回取得した安全基準認定の内容＞

１）産業用無人航空機性能確認証

２）産業用無人航空機整備工場認定証