2022年7月5日、名古屋鉄道とプロドローンは、安全安心な「空のインフラ」を構築し、社会に貢献することを目的として、ドローン活用における業務提携契約を締結したことを発表した。

 今回の業務提携により、プロドローンが開発・生産する産業用ドローンおよび関連システムについての講習プログラムを共同開発し、名鉄ドローンアカデミーが講習を実施する。また、物流・点検等ドローンを活用した関連サービスや機体整備に関するサービスを共同で企画・開発し、名古屋鉄道のサポートによるサービス展開を目指すとしている。

 名古屋鉄道は、名鉄グループの中期経営計画の重点テーマ「今後成長が見込まれる分野の収益力強化による収益構成の見直し」の一環として「ドローン・空間情報事業への取組み」を推進しており、ドローンスクール事業や、ドローンサービスの事業化に向けた取り組みを行っている。
 プロドローンは、災害・監視・物流等に活用する産業用ドローンメーカーとして、多種多様なドローンの開発・生産を行っている。
 ともに愛知県に拠点を持つ両社は、ドローンを活用した実証実験等において多数の協業実績を重ねてきた。今回新たに業務提携を締結することで、両社のノウハウを最大限に生かし、ドローンを通して地域への貢献をより推進するとしている。

<協業実績の例>
市街地で災害時のドローン線路点検(2021年11月)
過疎地域のトラック定期配送の代替実証(2021年9月)
離島への医薬品輸送(14km)を目視外飛行(レベル3)で実施(2020年11月)