2022年11月7日、ACSLは、同社の小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」が、ファームウェアのアップデートによりLTE通信に対応したことを発表した。SOTENのLTE対応モデルが対象となる。

 LTE通信を活用して映像やテレメトリーを伝送することで、電波の届かない場所での飛行や、電波途絶した際はLTE通信による着陸が可能となる。

SOTEN(蒼天)LTE対応モデル

LTE対応モデルの特徴

1. ドローンと地上局(GCS)間の直接通信が不要となり、インターネットを介して映像とテレメトリーを確認できるため、直接通信では電波の届かない場所での飛行が可能。

2. 飛行中に電波途絶が発生した際に、LTE通信へと切り替わることで安全に着陸可能(LTE通信が有効になっている場合)。

3. 暗号化通信を用いることで、LTE回線を介してセキュアに飛行。今後、よりセキュアな通信経路として閉域網LTEサービスの提供を予定している。

 なおLTE通信機能を使用するには、専用のVPNアプリ「TAKEOFFVPN」のインストールが必要。また、別途上空利用SIMの契約とスマートフォン側にSIMが必要となる。