ACSLの小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」は、2022年11月10日より、Pix4Dが提供するドローンマッピング向け写真測量ソフトウェア「PIX4Dmapper」および公共安全向けの高速マッピングソフトウェア「PIX4Dreact」に対応する。これによりSOTENで撮影した画像が、測量、インフラ点検、災害時の状況把握などで活用可能となる。なお、ザクティ製の標準カメラ(CX-GB100)が両ソフトウェアに対応する。

 PIX4Dmapperは、ドローン等で撮影した画像から、2次元・3次元マップを作成する写真測量ソフトウェア。3次元点群やボリューム計算、赤外線熱マップなど多様なアウトプットを提供し、デスクトップで利用するためデータの安全性も確保している。測量・建設からインフラ管理など幅広い用途に活用されている。

ドローンで撮影した画像をデータ化した際のアウトプットイメージ。PIX4Dmapperは、撮影した画像からデジタル3Dモデルを作成し、距離、面積、体積を測定できるほか、標高断面データの抽出が可能。(Pix4D社提供)

 公共安全向けの高速マッピングソフトウェアであるPIX4Dreactは、ドローンにより撮影した災害現場の上空画像から2次元マップを数分で作成し、迅速な現場把握を実現する。インターネット接続がなくとも利用でき、アウトプットはモバイル端末でも確認可能なため、緊急時の速やかな情報共有・対応を促すことができる。消防や警察、NPO団体で導入されている。

2Dモデル化したデータから距離、面積を測定(アウトプットイメージ)(Pix4D社提供)
航空写真マップと作成した2Dモデル化データとの比較(アウトプットイメージ)(Pix4D社提供)

 高いセキュリティを備えるドローンへの需要が高まる中で開発された小型空撮ドローンSOTENは、データの漏洩や抜き取りの防止、機体の乗っ取りへの耐性を実現しており、通信・撮影データは暗号化される。最大対気速度15m/sの耐風性能、高精度な位置情報を取得するSLAS/SBAS(準天頂衛星システムみちびきのサブメータ級測位補強サービス)を搭載するなど、実現場で求められる飛行性能を備えている。

 SOTENとPix4Dの高精度な2D、3Dデータを作成するソフトウェアを組み合わせることで、よりセキュアで高精細なデータ取得や迅速な情報把握を実現とするとしている。

標準カメラを搭載した「SOTEN」