九州電力設備内における遠隔での自動・自律巡回飛行の実証

 2022年10月7日、ジャパン・インフラ・ウェイマーク(JIW)は、機体の共同開発を行う九州電力とともに、複数のSkydio社製ドローンによる遠隔での自動・自律巡回飛行の実証を行ったことを発表した。

 同実証は、九州電力の苓北発電所(熊本県天草郡苓北町)で実施。パソコンで同時に3機のドローンを操作し、自動・自律巡回飛行中に撮影した映像をリアルタイムに一元管理化することで、発電所の複数設備を遠隔地から同時に確認するという取り組みとなる。
 活用したSkydio社製ドローンは、非GPS環境下や磁界環境下においても安全な飛行が可能なAIによる自律飛行技術、360°全方位障害物回避機能を搭載している。

 両社は、これまで九州電力の発電所等でドローンを活用したインフラ点検検証を共同で実施しており、現場の点検ノウハウを蓄積・反映させることで、ドローンの機能を強化してきたという。今回の取り組みを踏まえ、今後もドローン活用範囲の拡大と高度なインフラ点検サービスの実現を目指すとしている。

撮影中のリアルタイム映像を一元管理したPC画面