2022年8月29日、岩本石油は、2022年7月25日に公示されたパブリック・コメント「航空法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係告示及び通達の制定について」に記載されている、登録講習機関の修了審査において用いる無人航空機の基準を想定した「SOTEN(蒼天)教習用機体セット」の販売を開始することを発表した。

 国土交通省では、航空法等の一部を改正する法律(令和3年法律第65号)の無人航空機に関する条文の一部施行に向けて、関係する告示および通達の制定を検討している。その中の「無人航空機の登録講習機関及び登録更新講習機関に関する省令」において、登録講習機関の修了審査で用いる無人航空機に関して適合基準が定められている。

 同社では、ここで定められている適合基準を想定したドローンの提供を行うため、SOTENの教習用機体セットの販売を開始した。SOTENは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業である「安全安心なドローン基盤技術開発」にて開発された、高セキュリティ対応の小型空撮ドローンである。

 岩本石油は、ACSLの特約店として、同社ドローンの販売および導入コンサルティング、自社保有機体を用いた各種サービス提供を行っている。2021年12月より、高いセキュリティを実現したドローンの需要に対応するため、SOTENの取り扱いおよび販売を開始、2022年3月からは、グループ会社の保険代理店サウスコアよりSOTEN専用保険の提供を行っている。