2022年8月1日、ドローンの操縦士資格を発行管理するドローン操縦士協会(以下、DPA)と、国産ドローンメーカーのVFRは、国産ドローン「SOTEN(蒼天)」の販売における業務提携を締結し、DPA正会員向けに販売代理店契約についての説明会を実施したことを発表した。

 全国52カ所にドローンスクールを展開するDPAは、SOTENの大手特約店であるVFRと業務提携を行うことで、国産ドローン認知度の向上と新規契約による顧客開拓・市場の醸成を目指すとしている。VFRは、全国各地で実施を予定しているSOTENのPRイベントにおいて全国のDPA認定校を使用するほか、販路拡大やデモフライトにおけるパイロットの確保を狙う。

 農業や警備、点検、物流など、産業分野でのドローンの利活用、実証実験などの取り組みは急増し、政府機関による国産ドローン推奨の動きも進んでいる。全国に拠点を持つDPA正会員がSOTENの代理店販売を開始することで、国産ドローンの普及のほか、国産ドローンを操縦可能なパイロットの育成も可能になるとしている。