2021年9月1日、プロドローンは名古屋鉄道に協力し、ドローン配送の実証試験を実施すると発表した。地域宅配を行う生活協同組合コープあいちと連携して、愛知県新城市の山間部過疎地域における物流課題の解決を目指す。

 実証試験では、配送の効率性、ドライバー不足、自動車によるCO2排出、豪雨等による道路遮断・集落孤立等の課題を踏まえ、宅配トラック配送の一部をドローンに代替することを想定。主に河川上空を活用し、注文された商品を自動運航によるドローンで配送する。

実証実験で使用予定の機体「PD6B-TYPE3C」

実証試験の概要

事業名
「過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業」(一般財団法人 環境優良車普及機構の補助金事業)

日程
実施予定日:9月10日11:00~(荒天の場合は予備日に順延)
予備日:9月17日 11:00~

実施内容
実証地域:新城市布里地区(旧鳳来西小学校~配送宅 2.2km)豊川・巴川上空
実験内容:河川上空をドローンハイウェイとして設定、宅配トラックの配送の一部を自動運航によるドローンで代替する。

ドローン機体の概要
サイズ:2,170mm×2,390mm×550mm
機体重量:20kg(バッテリー含む)
最大積載量:30kg
最高速度:60km/h

実施事業者
名古屋鉄道、新城市、豊川市

協力事業者等
生活協同組合コープあいち:宅配との連携
中日本航空:3Dマップ提供
東三河ドローン・リバー構想推進協議会(豊川市、新城市を事務局としたドローンに関する官民協議会):地元調整、実験支援
プロドローン:機体運航