2022年6月22日、ジュンテクノサービスは、埼玉県川越市の水中ドローンスクール埼玉校にて、プール施設のレンタルを開始した。

 コンテナプールの大きさは縦6m×横2m×水深1.5m。水中ロボット・水中ドローンの潜水訓練や実証実験、検証など幅広い用途に利用できる。現在、希望があればコンテナプール利用者に会議室も一緒に貸し出しを行うとしている。

コンテナプール施設内

 同社では日本水中ドローン協会が認定する「水中ドローン安全潜航操縦士認定講習」を実施しており、初回業務の手伝いなどでアフターフォローを行ってきた。継続的に相談ができる場所や水中ドローンを専門に練習する場所は全国でも探すのが困難だと知り、卒業した生徒の技能向上・保持のため会場の貸し出しを決めたという。

水中ドローンスクール講習の様子

 小型水中ドローンにおける現場の課題は、調査に必要なだけ機体位置を保持するための「対流速」と、リアルタイムでの映像視認の際に重要となる「対濁水」である。業務請負で撮影を行う場所となる海中や河川、排水路、ダム等の流速、濁度については事前に下見をして施設環境を整え調査撮影を行う。水中作業ツールは完璧ではなく、生産性向上のために試行錯誤が必要なのが現状である。
 インフラ維持管理・更新の点検アクセスに課題のある場所へ水中ドローンの活用を推進する中で、同社は水中ロボット運用試験、水中ドローン操作訓練専門のプールレンタルを開始するに至った。

各施設イメージ
利用料金