KDDIスマートドローンは、2022年7月1日より、ドローンの遠隔自律飛行に必要な運航管理システムに接続された機体を対象に、目視外飛行時の事故・障害などのリスクに対応する賠償責任保険の提供を始める。同社が提供する「スマートドローンツールズ 4G LTEパッケージ」に無償付帯する形となる。

 4G LTEパッケージは、2022年12月に施行が予定されている有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)を見据え、ドローンの遠隔自律飛行に必要な運航管理システムなどのツールをそろえて提供するプランである。

 同パッケージの運航管理システムに接続されたドローンが撮影する映像やテレメトリーはクラウド上に保管されるため、機体の破損や回収不能により事故発生時の状況確認が従来難しかった場面でも、クラウド上のデータを確認することで原因解明や責任範囲の調査が実施できる。
 これにより、従来は高額になる事故賠償保険を、4G LTEパッケージの利用者を対象に無償で提供することが可能となった。

「4G LTEパッケージ」付帯 賠償責任保険

 4G LTEパッケージ(月額4万9,800円(税込)/サービスID)に対し、ドローン運航中の事故による相手方への損害を補償する賠償責任保険を追加費用なしで付帯する。同パッケージで提供する運航管理システムの利用が条件となる。

<付帯保険の概要>
保険種類:賠償責任保険 施設所有(管理)者特別約款
保険契約者:KDDIスマートドローン株式会社
被保険者:顧客
支払限度額:身体・財物共通 1億円(1名・1事故)
免責金額:なし
保険金を支払う場合:「4G LTEパッケージ」において提供する通信SIMおよび運航管理システムに接続されたドローンに起因する偶然な事故により、他人の身体の障害または財物の損壊に対して法律上の賠償責任を負担することによって被保険者が被る損害を補償する。