2022年5月19日、KDDIとKDDIスマートドローンは、4月22日〜24日に開催された「40thフジサンケイレディスクラシック」において、モバイル通信でリアルタイム映像伝送が可能な「スマートドローン」を活用し、空撮映像の生中継を実施したことを発表した。

 大会中に放送されたゴルフ中継の一部において、ドローンで撮影したゴルフコースの景観や大会の様子が、生中継で使用された。

 近年、テレビ放送ではドローンによる空撮映像の活用が増えており、ゴルフ中継においてもドローンを活用することで、海上から見たゴルフ場の地形など、これまでにない画角・位置からコース全景を撮影できる。

コース全景の空撮映像を撮影・生中継するドローン
ドローンで撮影したコースの様子

 両社は今回の中継において、有線ケーブルによる映像伝送に加え、auのモバイル通信により空撮映像を映像中継拠点までリアルタイムに伝送した。モバイル通信による伝送は設置に手間がかかる有線ケーブルが不要となり、より広範囲のエリアからの映像伝送が可能となる。使用したドローンはDJI製「Matrice 300 RTK」。

システム構成