2022年5月24日、KDDIスマートドローンとアイサンテクノロジーは、モバイル通信を活用して広域を効率的に測量する「ドローンレーザー測量サービス」を共同開発することについて、基本合意書を締結したことを発表した。

 2022年12月の法施行が予定されている、有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)の解禁により、物流やインフラ点検、災害時の監視などさまざまなシーンでドローンの目視外飛行の加速が期待されている。

 同事業で開発する目視外飛行が可能なドローンレーザー測量は、広域の土量調査や起伏の激しい山間部における土砂災害状況の確認作業などを1度のフライトで効率化し、コストや時間の削減につなげる。また、目視外飛行の補助者削減による運用コストの低減が期待できる。

 この提携において、KDDIスマートドローンが提供するドローン遠隔自律飛行に必要なツールを揃えたパッケージ「スマートドローンツールズ」と、アイサンテクノロジーの測量解析技術を組み合わせ、ドローンレーザー測量サービスをはじめとするドローン測量ビジネスを創出するとしている。

 また、2022年5月25日~27日に幕張メッセで開催される「CSPI-EXPO2022」のアイサンテクノロジーブース(B-61)にて、目視外飛行によるレーザー測量を可能とするモバイル通信対応のDJI社製「Matrice 300 RTK」および「レーザースキャナZenmuse L1」を展示する。

​4G LTE対応 Matrice 300 RTK
目視外飛行によるレーザー測量データ