2022年6月8日、宮城県名取市と東日本電信電話 宮城事業部(以下、NTT東日本)は、NTT e-Drone Technologyの技術的支援を受け、ドローンを活用した施設点検の検証を行うことを発表した。

 2022年5月下旬~6月下旬の期間、名取市の庁舎や橋梁等に対してドローンによる空撮を行い、公共施設やインフラの定期点検へのドローン活用の検証や、撮影したデータ解析の精度向上を図る。

 この取り組みは、2022年4月に締結した「名取市と東日本電信電話株式会社宮城事業部との地域活力の創出に向けた連携協定」に基づいた「地域の安全・安心に関すること」の取り組みの一環となる。

 NTT東日本では、被災地や立ち入り困難区域での復旧作業や点検作業を実現するドローンを導入し、通信インフラの構築と過去の災害対応で培ったスキル・ノウハウをドローンの運用に活かし、その活用範囲を拡げている。

 今後NTT東日本は、名取市から点検対象として提供された施設点検の検証を通し、ドローンを活用した地域課題の解決に向けて共同で取り組むとしている。

参考イメージ:庁舎点検(ドローンによる空撮)