2022年6月7日、SkyDriveは、ジャムコとサポーター契約を締結し、ジャムコの航空機客室内装品開発のスペシャリストがSkyDriveに出向するかたちで協業を開始することを発表した。米国連邦航空局(FAA)からの委任を受けて型式証明等の認証業務を代行するジャムコからの知見共有により、空飛ぶクルマの開発を強化する。

 SkyDriveでは、空飛ぶクルマや30kg以上の重量物を運搬可能な物流ドローンを開発している。2019年に空飛ぶクルマの有人飛行に成功しており、現在2人乗りの機体を開発中である。2025年に大阪ベイエリアにおいて空飛ぶクルマを利用したサービスの開始を目指している。

 ジャムコは、旅客機の客室内装品(厨房設備、化粧室、座席等)の製造、航空機用炭素繊維構造部材の製造、各種航空機の整備事業を行っている。同社グループでは、米国連邦航空局からの委任を受けて型式証明等の認証業務を代行する米国拠点を保有しており、機体改造設計等の業務に関する知識、経験を有している。

 サポーター契約の締結により、SkyDriveが開発する空飛ぶクルマの実用化に向けて、ジャムコは機体構造・内装設計業務、認証取得業務に資する航空機内装の設計開発技術、認証技術、航空機の運航・整備等に関する技術を提供する。