2022年5月20日、EARTHBRAINはクオリカと共同で、トンネル工事など屋内型建設現場における自律飛行型ドローンとAIを活用した工事進捗管理ソリューション開発の協業について検討を開始したことを発表した。
 2021年夏からクオリカにおいてトンネル工事現場とトンネル実験設備で実験を実施しており、ランドログプラットフォームを活用した実証実験を2022年度中に開始、2023年春の商用化を目指すとしている。

開発予定ソリューションのイメージ

 従来トンネル工事の管理者は、実際にトンネル内を歩いて写真を撮影し、多岐にわたる工事進捗管理報告書類を作成しており、人手不足や作業負荷が課題となっている。
 EARTHBRAINは自律飛行型ドローンとAIによる工事進捗管理や報告が行えるソリューション開発を行うため、自律飛行ドローンとAI技術を保有するクオリカと、ランドログプラットフォーム上でのサービス実現に向けて協業の検討を開始する。

 同ソリューションは、クオリカのパートナーであるSpiralの協力のもと、自律飛行型ドローンを活用してトンネル内の映像を撮影し、工事資材や作業の進捗、トンネルの作業場所を自動で検知・解析をすることにより、撮影データから自動的に工事進捗を管理する。
 EARTHBRAINの建設業界向けIoTオープンプラットフォームサービス「ランドログプラットフォーム」上に、クオリカの独自AI機能を連携することで、工事管理者が現場から離れた場所にいても進捗状況の確認が可能となる。ランドログプラットフォームを活用することで、パートナー各社の技術とのスムーズな連携や、現場ニーズに合わせた柔軟な拡張性につながるとしている。