トルビズオンはDPCA(ドローン撮影クリエイターズ協会)と共同で、2022年5月2日より佐賀県多久市においてドローン配送に特化したドローンスクールプログラム開発に着手する。

 両者は多久市との協定により市内上空に設けた空の道を活用し、2022年12月から始まる無人航空機の操縦国家ライセンスの発行を視野に、ドローン配送のオペレーターを育成することを目指す。

 トルビズオンが運営する「ソラシェア」は、ドローンが上空を飛行することに対して合意の取れた空域をつなげ、全国に定期航路となる空の道をつくるプロジェクトである。配送を行う場合、あらかじめ地域の合意が取れたエリアとリスクアセスメントが完了したルートを視覚化し、ドローンを自動飛行させる。

 多久市は少子高齢化などのに伴い交流人口も減少し、街に活力が乏しいという地域課題を抱えている。2020年、トルビズオンは多久市まちづくり協議会と同市の空を有効活用する取り組みを始め、同時期に同市とドローンを活用した地方創生連携協定を締結している。

 トルビズオンが参画する地方再生・防災ドローン利活用推進協会はDPCAが運営しており、今回トルビズオンはDPCAと共同で「DPCA佐賀多久校」を立ち上げ、空の道を活用したドローン配送講習プログラムを開発することに合意した。