2022年3月16日、Liberawareは、既存投資家でリードインベスターであるBonds Investment Group、千葉道場ドローン部2号投資事業有限責任組合(DRONE FUND)を引受先として、新たに約4億円の第三者割当増資を⾏い、累計調達額が13.6億円に達したことを発表した。

 同社が開発した屋内空間に特化した産業用小型ドローン「IBIS(アイビス)」は、製鉄業や電力業、建設業等における設備の点検、構造物のデータ化において活用が進んでいる。また、2021年7月にはJR東日本グループと合弁会社「CalTa株式会社」を設立し、鉄道・インフラ業界のデジタル・トランスフォーメーションを促進するための事業展開を図っている。

 2021年夏より韓国の大手製鉄会社、電力会社、建設会社向けにプレマーケティングを実施しており、今回の資金調達により韓国へ事業進出するための体制を構築し、2022年夏には正式にサービスローンチする予定だという。韓国も日本と同様にインフラ・プラントメンテナンスにおける課題を多く抱えており、これをIBISを用いて解決していく方針だ。

 この他、製造業や建設業のデジタルツインに向けて、映像の三次元化技術の研究およびアプリケーション開発に注力するとしている。