2022年1月14日、會澤高圧コンクリートは、福島県双葉郡浪江町の南産業団地内において、研究(Research)・開発(Development)・生産(Manufacturing)の機能を備えた次世代中核施設「福島RDMセンター」の地鎮祭を行った。

福島RDMセンター完成予想図

 福島RDMセンターは、浪江町が造成を進めている南産業団地の3区画、4区画に立地している。敷地面積は計4万6,800平方メートルで、浪江町から50年間の予定で賃借する。

 新設する建物の延床面積は6,400平方メートル。「研究開発棟」「工場棟」「エンジンドローン耐久試験棟」のほか、屋外型の「実証フィールド」と「製品ヤード」で構成する。このうち研究開発棟では、連続地震にも耐える高い靱性を持つフルPC構造を採用するとしている。

 構造設計を行うアイザワグループの一級建築士事務所であるADAACが大和ハウス工業とともに設計から部材生産、物流、施工まで一貫したデジタル管理手法を、実証フィールドにおいて実用化を目指して実践する。

 同センターは、2023年4月の操業開始を予定している。

研究開発棟 完成予想図
工場棟 完成予想図