2022年1月13日、関西電力グループは、大阪・関西万博会場である夢洲で、スマートポールの実証実験を開始した。スマートポールとは、通信基地局やWi-Fi、カメラ、街路灯、デジタルサイネージなどを搭載した多機能ポールの総称である。

同実証におけるスマートポールのデザインは、電力との親和性があるとして、アニメーション「エヴァンゲリオン」の機体カラーをモチーフとしている。

 実験では、太陽光発電によるポールへのエネルギー供給やスマートフォンへのワイヤレス充電、Wi-Fi機能の性能、塩害や風害によるポールの耐久性に関する検証を行う。今後さらに、非接触充電ドローンポートの性能や、ポールに設置したカメラとドローンを活用した防犯機能・見守り機能の有効性も検証するとしている。

 なお同実証実験は、2025年日本国際博覧会協会および大阪商工会議所が実施した、大阪・関西万博会場予定地である夢洲での先端技術等実証実験の公募に基づき実施するもの。関西電力グループは、大阪・関西万博でのスマートポールの活用を目指す方針だ。