2021年4月14日、関西電力は、法人や自治体に対してシステム構築から設備点検、設備健全性評価まで一貫して提供し、DX推進を支援する「株式会社Dshift」を設立したと発表した。
 関西電力がこれまで開発してきた、水力発電所における鉄管内部点検用ドローン、流氷雪の自動検知システム、火力発電所における煙突内部点検用ドローンといったデジタル技術を活用する。

 またDshiftでは、関西電力が現在開発中のドローンとAI画像解析の活用による洋上風力設備の運用・維持管理技術を用いて、洋上風力発電におけるさまざまな課題の解決を図り、日本の洋上風力発電の導入拡大、ゼロカーボン社会の実現を目指す。

 関西電力は、Dshiftの設立を契機にデジタル技術の開発・提供を加速させ、中期経営計画に掲げるサービス・プロバイダーへの転換を実現するとしている。

提供サービス

ドローンを活用したサービス等は以下のものを想定している。

株式会社Dshift 概要

社名 :株式会社Dshift(ディーシフト)
設立日 :2021年4月14日
本社所在地 :大阪府大阪市西区京町堀1-7-9東洋ビル8F
事業目的 :保有する最先端のデジタル技術の提供により、社会インフラおよび脱炭素社会の安全かつ合理的な推進、維持および管理に貢献し、持続可能で快適な社会の実現を目指す
資本金 :2億円(資本準備金含む)
出資構成 :関西電力100%
代表取締役社長 :角田恵(関西電力 土木建築室保全技術グループマネジャー)
従業員 :3名
主な業務
1. デジタル技術等を用いた点検サービス、ならびにこれらに付帯する工事
2. デジタル技術等を活用したシステム構築、販売、リース、設置、修理、保全点検および運用、ならびにこれらに付帯する工事
3. デジタル技術の導入に関するコンサルティング
4. デジタル技術の研究開発 等