SkyDrive、大林組、関西電力、近鉄GHD、東京海上日動、空飛ぶクルマのエアタクシー事業実装に向け検証開始

　2021年8月27日、SkyDriveは、大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指し、大林組、関西電力、近鉄グループホールディングス（近鉄GHD）、東京海上日動火災保険（東京海上日動）と共同で、「空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査」を実施することを発表した。同事業は大阪府の令和３年度 新エネルギー産業 電池関連 創出事業補助金「空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験」編に採択されている。

　大阪府は2020年11月、大阪における空飛ぶクルマの社会実装に向けた動きを加速させるため、具体的で実践的な協議・活動を行う「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」を設立。
　SkyDriveは、2025年の万博開催時に大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指しており、その実現には、運航事業者やポート事業者が早期に具体的な事業検討できる素地を作り、また地域住民の理解を促進し、社会受容性を高める必要があると考え、同ラウンドテーブルの構成員として、さまざまなステークホルダーと連携している。
　今回、同事業に参加し、空飛ぶクルマの社会実装に向けて、さらに一歩踏み込んだ取り組みとして5社共同で事業を推進していく。

　実証実験事業では、生活者モニターを対象にドローンによる海上飛行実演を行う。また、空飛ぶクルマのフルスケール展示機や周辺技術・サービスの展示、説明を行い、アンケート調査を実施する。空飛ぶクルマの認知度・社会受容度を確認し、将来的な事業の可能性を検証する。

実証実験事業 概要

事業名称
空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査

実証場所
大阪ベイエリア

実施時期
令和3年秋に実施予定

調査概要
大阪ベイエリアでのエアタクシー事業創出に向けて、マーケティング調査を行う。
ポート候補地に地域住民を招待し、アンケートおよびインタビュー調査を実施する。
以下3つを実施し、空飛ぶクルマの社会受容状況を確認し、将来的な事業の可能性を検証する。
① ドローンによる海上飛行実証
② 空飛ぶクルマのコンセプト機体の展示
③ 空飛ぶクルマ周辺技術（ポート建設、充電・エネルギー関連等）の展示および検証

各社役割