11月10日、JA三井リースは、産業用ドローンの研究開発およびライセンスビジネスを提供するエアロネクストに出資を行ったことを発表した。

 エアロネクストは、次世代ドローンの研究開発を通じてIP経営を実践するテクノロジースタートアップ企業である。独自のテクノロジーを活用して機体の信頼性を高め、産業用ドローンの社会実装に必要となる安心安全を確保した空の社会インフラ構築を目指している。
 特に物流分野に力を入れており、2021年1月に、ドローン配送サービスを主事業とする戦略子会社「NEXT DELIVERY」を設立し、ドローン配送を組み込んだ新スマート物流の仕組みである「SkyHub」の開発とサービスモデルの実証・実装を行うなど、物流課題の解決や新スマート物流の推進に取り組んでいる。

特許技術「4D GRAVITY」を搭載した物流専用ドローン

 JA三井リースは、次世代モビリティである産業用ドローン関連の特許をポートフォリオ化したライセンスビジネスの将来性と、ドローンを活用した新スマート物流事業SkyHubを通じた地域活性化の社会的意義を評価し、エアロネクストへの出資を決定した。

 今回の出資を機にJA三井リースグループのファイナンス機能や営業ネットワークを提供するなど、連携してエアロネクストの事業拡大に貢献するとしている。