2021年10月25日、横浜・八景島シーパラダイスは、水面に浮遊するごみを回収する海上ドローン「JELLYFISHBOT(ジェリーフィッシュボット)」をガイドツアーに導入したことを発表した。

 今夏リニューアルした海育をテーマにした水族館「うみファーム」には、四季を通じて変化する自然の海の様子や海藻に集まる生きものの生態を観察することができる「オーシャンラボ」エリアがある。そこでは実際に生きものに触れたり観察しながら、自然の海に暮らす生きものや海の環境問題、東京湾から流れてくるごみ問題などをレクチャーするガイドツアー「東京湾ワンダーウォッチャーズ」を実施している。このツアーに今回、ごみ回収ドローンJELLYFISHBOTを導入。JELLYFISHBOTは、カメラ付きの無線リモコンから遠隔操作できる海上ドローンで、数km先の海洋ごみも回収することができる。参加者自身がドローンを操作してゴミを拾うことで、海のごみ問題に関心を持ってもらい、SDGsの取り組みとして「持続可能な海の美化活動」につなげていく考えだ。

 東京湾とつながる八景島周辺には、ペットボトルやレジ袋、たばこの吸い殻やボールなど、さまざまな海洋ごみが流れ着く。台風や潮の流れによっては、冷蔵庫といった大きく重さのあるごみが流れ着くこともあるという。同施設では日々集まった海洋ごみを回収し、利用者にプラスチックごみ問題を伝えている。

東京湾ワンダーウォッチャーズ
日時:土休日 11:30~、14:30~(約30分間)
料金:1名 600円(WEB事前予約制)※別途、水族館の入館チケットが必要。
場所:水族館「うみファーム」